ルーヴル美術館展、ルネサンス・・・ルネサンスの理想はなぜ滅びたのか
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』第501回
レオナルド・ダ・ヴィンチは1482年、30歳の時に、ミラノ公国で実権を握っていたルドヴィコ・スフォルツァ(1452–1508年)に仕えるためにミラノに移り住み、1499年まで当地で活動した。
【白貂を抱く貴婦人、美しきフェロニエール】レオナルドは、女性の頭と体が同じ方向ではなく、反対を向くように描いている。レオナルドはこの作品の制作過程で、女性の頭と体がそれぞれ逆を向く動きが強まるように、後頭部、背中、首の輪郭を移動した。これにより、人物が今まさにこちらを向きかけているかのような動きの感覚が強まり、生命感がより高められ。
レオナルドは、体の動きと目の動きを通して心を描くこと目指した。北方ルネサンスの斜め横向きの姿勢と反対向きの目で、心の動きを描く。
『絵画論』(Trattato della pittura)手稿はレオナルドがミラノでルドヴィーコ・スフォルツァに仕えていた頃から書き始められ、後に彼の相続人となったフランチェスコ・メルツィによって取りまとめられた。この論文は、1632年にフランスで最初に出版された。
『白貂を抱く貴婦人』1490【レオナルド、ミラノ時代】3枚の肖像画、音楽家の肖像(1485)、白貂を抱く貴婦人(1490)、美しきフェロニエール(1496-97)、4分の3横向きの肖像画を描いた。『白貂を抱く貴婦人』レオナルドは、初めてチェチーリア・ガッレラーニに出会ったのは1484年。スフォルツェスコ城に滞在していたときのことで、当時まだ17歳の若く美しかったチェチーリアはルドヴィーコの愛妾で、楽器を演奏したり詩を書いたりする日々を送っていた。ルドヴィーコの宮廷詩人ベルナルド・ベリンチオーニ (en:Bernardo Bellincioni) は、チェチーリアが誰かに話しかけられ、聞き入っているかのようだと書いた。レオナルドは、人物の外見の特徴をとらえるだけでなく、その内面に潜む複雑な感情を描き出すという難問に挑み続けた。
【ルネサンス、メディチ家の理想はなぜ滅びたのか】
メディチ家とプラトン・アカデミー
15世紀に蘇った哲学はプラトン哲学である。1439年7月6日フィレンツェ公会議で、コジモ・デ・メディチはギリシア人哲学者プレトンの講義をきき、プラトン哲学の奥義に感銘をうけ、「アカデミア・プラトニカ」(プラトン・アカデミー)を構想した。コジモ・デ・メディチは、1462年マルシリオ・フィチーノにプラトンの原典とカレッジの別荘を与え、プラトン全集の翻訳を依頼した。コジモは1464年に死ぬ。しかしフィチーノは1477年に完成した。ロレンツォ・デ・メディチ(1449—1492)は1492年死に、プラトン・アカデミーの思想家たちは、1498年までに次々と死ぬが、フィレンツェから始まったルネサンスはヨーロッパ文化史に深い影響を与えた。(cf.清水純一『ルネサンス 人と思想』、イヴァン・クルーラス『ロレンツォ豪華王 ルネサンスのフィレンツェ』) アカデミア・プラトニカは「美しい精神をもつ人々の自由な集まり、プラトンに捧げられた集まり」である。(cf.アンドレ・シャステル『ルネサンス精神の深層−フィチーノと芸術−』)フィレンツェ・プラトン主義の愛と美の哲学はミケランジェロたちルネサンスの藝術家に影響を与えた。「魂の美は、肉体における美より美しい」「魂の眼は肉眼が老いる時やっと輝き始める」(プラトン『饗宴』) 池上英洋「レオナルド派<レダと白鳥>再考 主題と源泉、伝播経路」
大久保正雄「メディチ家とプラトン・アカデミー イタリア・ルネサンスの美と世界遺産」
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【ルネサンス、なぜ滅びたのか】
サヴォナローラの記憶の焼却、メディチ家追放、【イタリア戦争】ハプスブルク・ヴァロワ戦争、パッツイ家の陰謀、悪徳ローマ教皇の陰謀、シクストゥス7世、最も狡猾な陰謀教皇。ジョバンニ・カンパネルラ「太陽の都」等、キリスト教の折衷主義は疑似ルネサンス。
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【プラトン哲学のイデア論とアリストテレス哲学の個体・基体主義(ヒュポケイメノン)の戦い】
理工学部卒の上智大学ソフィア会、代議員に「哲学から学んで得たことは何ですか。」と聞かれました。
「私は、哲学科、博士前期、ℍ大学大学院博士課程後期課程で学びました。」
短大レベルの学校で、哲学、哲学史、美術史、など。教えてきました。西洋哲学史を20年以上、各地で教えてきました。
「試験の時、授業の感想を求めたところ、先生の言葉がソクラテス、プラトンの言葉を
聞いているように聞こえます。」と言っていました。と答えました。
その学校で教えている時、「女子生徒たちが、あの先生(犯罪学・刑事訴訟法担当の衣佐先生)分かってないよね。「大久保先生から哲学の論文頂いたんだけど困るわ「プラトン対話篇『饗宴』におけるエロースと美の奥義」。全然分かってないよね。」と生徒たち。彼女は学習院大学卒、明治大学大学院卒、教授の娘だった。
就職指導を、10年間担当しました。「伊勢丹新宿本店、小田急百貨店新宿本店、三菱グループ東海カーボン役員室、藤田観光・小涌園、オンワード樫山インパクト21、東京都、警視庁婦人警察官、神奈川県警婦人警察官、大網白里町役場、等、」就職指導に定評があり、就職指導室から、私指定で指名があり、仕事を通して「人を幸せにする」と考えていた。小論文作成指導も担当。論文の構成、環境問題、格差社会、人口減少、等、論点、ディレンマ、等、指導しました。
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参考文献
ルーヴル美術館展、ルネサンス・・・ルネサンスの理想はなぜ滅びたのか
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ルーヴル美術館展、ルネサンス・・・レオナルド「美しきフェロニエール」
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ヴィーナスの歴史、パリスの審判、三人の女神、トロイ戦争、叙事詩の円環・・・復讐劇の起源
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大久保正雄「メディチ家とプラトン・アカデミー イタリア・ルネサンスの美と世界遺産」
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孤高の藝術家、ミケランジェロ・・・メディチ家の戦いと美の探求、プラトンアカデミー
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「レオナルド×ミケランジェロ展」三菱一号館美術館・・・レオナルド「レダと白鳥」
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レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念「夢の実現」展・・・レオナルドの夢、ルネサンスの夢
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ルーヴル美術館展、ルネサンス
国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
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