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2022年12月28日 (水)

「特別展アリス」・・・ハートの女王「首を刎ねよ」

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大久保正雄『旅する哲学者、美への旅』第306回
『不思議の国のアリス』と『星の王子さま』の世界はどう違うか。『不思議の国のアリス』は、ナンセンスな世界なのか。アリスは冒険家であり、飛行士は分析家である。アリスは王権に対する抵抗権を示している。飛行士はこの世の彼方にある価値を探求する。
砂漠に不時着する飛行士は、6つの星をめぐってきた星の王子さまに出会う。王子さまは、地球で狐に教えられる。
【サン・テグ=ジュペリ『星の王子さま』】『本当に大切なもの(L‘essentielle)は目に見えないんだよ』キツネは王子様に言いました。『沢山咲いている薔薇は君にとっては通り過ぎてしまうような薔薇だけど、君が時間をかけて世話をして、話を聞いて仲良くした薔薇は君にとって特別な薔薇になるんだ。その薔薇が咲いている星が、沢山の星たちの何処かにあると知っているだけで、沢山の星が前より綺麗に特別に輝いて見えるのさ』『星の王子さま』
『星の王子さま』は、目に見えない価値、カネと地位で買えない価値、本質への旅。
【星の王子さま、6つの星めぐり】7番目の星地球は、 111人の王様 、7千人の地理学者 90万人の実業屋 、750万人の飲んだくれ、 3億1100万人のうぬぼれつまり、かれこれ20億人の大人が住んでいる。
【6つの星】命令する王様、探検家の報告を利用するだけの地理学者、カネを数える実業屋、酒に溺れる飲んだくれ、自慢に溺れる自惚れ屋、日常業務に従事する点燈夫。偏奇な星の主たち。
【カネと地位で買えない価値】富とは、お金で買えないものをどのくらい持っているかである。お金で家は買えるけれど家庭は買えない。お金で学校は買えるけれど学問は買えない。知性は買えない。お金で地位は買えるけれど人格は買えない。魂の美は買えない。
【人生の舞台、16の性格】外交官グループ、提唱者、仲介者、主唱者、広報運動家。番人グループ、管理者、擁護者、幹部、領事官。探検隊グループ、巨匠、冒険家、起業家、エンターテイナー。分析家グループ、建築家、論理学者、指揮官、討論者。人生という舞台、自分の必殺技をどう披露するか。特性、強み弱み、どう発揮するか。織田信長は、明晰透徹な指揮官、武の七徳を探求する。
すべての円をゆがめて 弓を張つて永遠を射ることだ 永遠は鷺のように翼をいられて まつさかさまに地に向つて来る(西脇順三郎 失われた時IV)
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
『不思議の国のアリス』登場する29のキャラクター
時計ウサギとチェシャ猫、ハートの女王
ある日、アリスはアイシス川[の川辺の土手で読書中の姉の傍で退屈しながら座っていた。すると、そこに【時計を持つ服を着た白ウサギ】が、言葉を喋りながら通りかかる。驚いたアリスは、【時計ウサギ】を追いかけて、ウサギ穴に落ち、様々なものが壁の棚に置いてあるその穴を長い時間をかけて落下する。着いた場所は【時計ウサギの家】の広間。アリスは、そこで金の鍵と通り抜けることができないほどの小さな扉を見つける。不思議な小瓶があり、それを飲んだアリスはみるみる小さくなる。今度は鍵をテーブルに置き忘れて、取れなくなってしまう(「第1章 ウサギ穴に落ちて」)。アリスは、不思議なケーキを見つける。しかし、それを食べると、今度は身体が大きくなりすぎてしまい、部屋から出られなくなった。
29の登場するキャラクターは偏屈者に満ちている。
小さな家を見つけ、【煙草を吸う芋虫】の助言で、そこに入るために小さくなるキノコをかじる(「第5章 イモムシの助言」)。
【公爵夫人の家】家の前ではサカナ従僕とカエル従僕が慇懃無礼な態度で招待状のやり取りする。「女王からのクロケー・ゲームの招待状」を渡しに来る。家の中に、赤ん坊を抱いた無愛想な公爵夫人、胡椒を使う料理人、【チェシャ猫】がいてニヤニヤ笑っている。
【三月うさぎの家でティーパーティー】【きちがい帽子屋】がティーパーティーを繰り返している。
【ハートの国を治めるハートの女王】すぐに「首を刎ねよ」と命令する。
【ハートの国、ハートの王様】ないがしろにされる。
【ジャック、パイを盗んだ疑惑で裁判にかけられる】
【アリスは、裁判のやり方を非難】「あんたたちなんか、ただのトランプのくせに!」と叫ぶ。トランプたちはいっせいに舞い上がってアリスに飛びかかる。ここで、夢から醒める。アリスは姉に一部始終話す。
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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参考文献
『不思議の国のアリス』(Lewis Carroll Alice's Adventures in Wonderland)は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドドソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。1865年刊行。1871年続編『鏡の国のアリス』(Alice through the looking glass)発表。ジョン・テニエル挿絵が秀逸。
ディズニー映画『不思議の国のアリス』1951
ティム・バートン監督、映画『アリス・イン・ワンダーランド』2010
ティム・バートン監督、映画『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』2017
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」図録
「特別展アリス」・・・ハートの女王「首を刎ねよ」
https://bit.ly/3Wr6U2g
――
19世紀から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真など様々なジャンルで表現されてきた『不思議の国のアリス』の世界とその魅力をご紹介する展覧会です。ジョン・テニエルの挿絵から、ディズニー映画のアニメーションセル、ティム・バートン監督による映画『アリス・イン・ワンダーランド』、アリスに影響を受けたサルバドール・ダリや草間彌生らの作品、バレエなどでの舞台衣装、ヴィヴィアン・ウエストウッドらによるファッションなど、アリスにまつわる約300点の展示物が一堂に会します。
英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)を皮切りに世界巡回中の展覧会に、日本オリジナル展示も加えた「へんてこりん、へんてこりんな世界」が2022年夏、六本木ヒルズに出現します。遊び心あふれる没入型展示演出とも相まって、子どもから大人まで「不思議の国のアリス」の世界を心ゆくまで楽しむことができます。
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「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」、森アーツセンター、7月16日(土)から10月10日(月・祝)
あべのハルカス美術館(あべのハルカス16階)2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)

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