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2022年2月の記事

2022年2月27日 (日)

西洋絵画の500年・・・バロック、若者たち、女詐欺師、残酷な美女、欲望に溺れる女

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大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』272回

バロック美術は、カラバッジョに始まる。15世紀、ルネサンスの調和的美に対して、17世紀、カラバッジョは、光と闇の対比、写実主義、劇的表現を特色とする絵画を始めた。
【カラバッジョの破滅的生涯】
カラバッジョMichelangelo Merisi da Caravaggio1571-1610)は、北イタリアベルガモ近郊カラバッジョ生まれる。6歳の時父が死に、13歳の時ミラノで画家の修業を開始し、1592-93、20代でローマに出る。作品が人気となり支援者を得る。1596年25歳の時、デル・モンテ枢機卿が『女占師』(1596)を買い上げ、枢機卿の館に住む許可を与えられ、上流階級に紹介され、運命の扉を開く。
カラバッジョの生涯は彼の絵画表現以上に激情的である。誹謗中傷、口論、決闘、相次ぐ無法行為のために1600年から1607年、警察と裁判所の監視下に置かれる。1506年、35歳の時、人を殺害し死刑判決を受ける。絵を描いて逃走資金を作り、ナポリへ逃亡。支援者の援助を受けながら、マルタ島、シチリア島へ逃亡をつづける。恩赦を得るためローマへ戻る途中38歳で病死した。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
【闇の絵画、バロック画家の死】1610年、カラバッジョ38歳。1660年、ベラスケス61歳。1640年、ルーベンス62歳。1669年、レンブラント63歳。1652年、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール58歳。1675年、フェルメール43歳。
【バロック、いかさま師、リアリズムの探求】
カラバッジョ「いかさま師」1595ルーヴル美術館
ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625年ルーヴル美術館、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』1630メトロポリタン美術館
【バロック、欲望に溺れる女、人殺し女、リアリズムの探求】
フェルメール『恋文』
【カラバッジョ、艶めかしい青年、果物籠をもつ少年】カラバッジョ、艶めかしい青年は、凋落を意味する。朽ち果てる果物。命は儚く短い。この世の命は儚く。この世の美は儚く脆い。
――
1
【カラバッジョ「音楽家たち」1595-6年】3人が楽器を演奏したり歌ったりしている。4人目の天使はブドウの房に手を伸ばしている。中心となるリュート奏者は、カラバッジョの友人であるマリオミンニティ、そして隣の読書をしている人に対面している人が作者カラヴァッジョらしい。少年たちが愛を祝うマドリガル(牧歌的叙情短詩)を練習している、主演奏者のリュート奏者の目は泪に濡れていた。その歌は愛の喜びよりむしろ悲しみを表している。前景にあるヴァイオリンはこの絵画の隠れた5人目の人物を連想させる。
カラバッジョは1595年、枢機卿一家フランシスコ・マリア・デルモンテの要員に加わった。「音楽家たち」は枢機卿への画家の初めての作品だと推定される。
2
【ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625】現代のいかさま師はだれか。医者、弁護士、政治家、僧侶、陽明学者、政治学者、税理士、コンサルタント、営業職、ハウスメーカー、不動産業者。
3
【フェルメール『信仰の寓意』1672】女は、天井から青いリボンで吊り下げられたガラス玉をうっとり見つめる。壁面の画中画は、磔刑図。足元に地球を踏みつけ、床にリンゴ、血を吐くヘビがいる。これは、罪の寓意。この絵画は、何を寓意しているのか。
『絵画の寓意』(『絵画芸術』)とともに、フェルメールが描いた現存する二点の寓意画のうちの一つ。
『イコノロジア』からの寓意
フェルメールが絵画に表現した寓意は、イタリア人美術学者チェーザレ・リーパが著した寓意画集で、1644年にD.P.ペルスがオランダ語に翻訳した『イコノロジア (Iconologia overo Descrittione Dell’imagini Universali cavate dall’Antichità et da altri luoghi)』に多くを負っている。フェルメールはこの『イコノロジア』からさまざまな記述と図像を採用している。例えば女性の衣服の配色、手の仕草、リンゴ、押し潰されたヘビである。リーパはその著書で、美徳の中でも信仰がもっとも重要であると考える。
――
展示作品の一部
カラヴァッジョ「音楽家たち」1597年
こちらは、画面内に高密度で描かれた4人の美少年が印象的な作品。1597年、26歳のカラヴァッジョが、最初のパトロンとなったデル・モンテ枢機卿のために描いた
ニコラ・プッサン「足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ」1655
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』1630メトロポリタン美術館
ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625
ヨハネス・フェルメール「信仰の寓意」1672
ベラスケス工房「オリバーレス伯公爵ガスパール・デ・グスマン」(1587-1645年)
――
参考文献
カラバッジョ展・・・光と闇の藝術
https://t.co/2TRjfXSHHK
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」国立西洋美術館・・・フェリペ4世と宮廷画家ベラスケス
http://bit.ly/2Ho8bR0 
エル・グレコ展・・・天上界と地上界の融合、 「昨夜私は永遠を見た」
https://bit.ly/3radRHN
フェルメールと17世紀オランダ絵画・・・ドレスデンの思い出
https://bit.ly/3sPtioB
ハプスブルク家、600年にわたる帝国コレクションの歴史、国立西洋美術館・・・黄昏の帝国、旅の思い出
https://bit.ly/2C7rE7K
ハプスブルク家、600年にわたる帝国・・・旅する皇帝と憂愁の王妃
https://bit.ly/2Q14xnz
――
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年・・・美女の歴史、詐欺師女、残酷な美女、欲望に溺れる女
https://bit.ly/3p6BrUA
西洋絵画の500年・・・バロック、若者たち、女詐欺師、残酷な美女、欲望に溺れる女
https://bit.ly/3hrwK3b
――
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館、2022年2月9日(水)~5月30日(月)

2022年2月23日 (水)

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年・・・美女の歴史、詐欺師女、残酷な美女、欲望に溺れる女

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大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』271回

ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ様式、新古典主義、絵画藝術における美女の歴史を辿ると、美女の意味を考えることができ、人間の理想の探求の歴史を見ることができる。ヴィーナスを藝術家は描いてきたが、美の意味は、変化してきた。ギリシア人の美と、ローマ人、ゲルマン人、スペイン人、ルネサンス人、オランダ人の美は異なる。『パリスの審判』に秘められた思想は、軽薄な現代人には理解できない。バロックの画家は美の理想を探求したのではない。リアリズムを探求したのである。象徴派の藝術家、反リアリズムの藝術家は、ギリシア人の理想を反芻した。現代人は美の意味を考えていない。1870年代のリアリズムを超える藝術は何か。
――
ルネッサンス、マニエリスム、ロココ様式
【パリスの審判】神々の饗宴でアプロディーテを選択するトロイ王子パリス。スパルタ王妃美女ヘレネを奪ってトロイに連れ帰りトロイ戦争勃発【ガイアの嘆願】【神々の結婚】【神々の饗宴、争いの女神エリスが黄金の林檎を投げ入れる】【女神の争い】【美女姉妹ヘレネとクリュタイムネストラ、ゼウスがレダと交わって2組の双子】『叙事詩の円環』8部作は失われ、断片のみが残る。
【神々の饗宴、ペレウスとテティスの結婚】海神の一族であるテティスは自由に姿を変えることができたが、ペレウスは逃れようとした彼女をつかまえて離さなかった。2人の結婚式にはほとんどの神々が出席したが、争いの女神エリスだけが招かれなかった。これを恨んだエリスは、黄金のリンゴを祝宴の満座の中に投じ、これが原因となってのちにトロイ戦争が起こる。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
【ルネッサンス、ヴィーナスの系譜、ティツィアーノ、クラナハ】
1
【ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ヴィーナスとアドニス」1550】ティツィアーノは、「ヴィーナスとアドニス」を30点以上、世界中に残る。注文が多い人気作品、最初の注文はフェリペ2世である。狩りに行くアドニスを追うヴィーナス、出典は、オヴィディウス『変身物語』10巻。
1550年、ティツィアーノ、アウグスブルグでフェリペ2世に会う。ティツィアーノ、アウグスブルグで、クラーナハに会う。ルーカス・クラーナハ(父1472~1553年)作『ティツィアーノの肖像』。1576ティツィアーノ、ペストに感染、88歳で死ぬ。
2
【ルーカス・クラナハ「パリスの審判」1528】
「勝利と成功か、権力と富か、愛欲か」、どれを選ぶか。3つのうち一つ。
アテナは「戦場での勝利と名声」を、ヘラは「権力と富」を、ヴィーナスは「人間の中で最も美しい女」をそれぞれパリスに約束する。パリスが今一番欲しいのは「美しい女」。ヴィーナスに黄金の林檎を渡す。パリスは、美しい女、ヘレネを選び、トロイは滅亡する。神の罠に掛かって、トロイ滅亡。
「勝利と成功か、権力と富か、愛欲か」あなたなら、どれを選ぶか。3つのうち一つ。これには、正解がある。アテナは、知恵と勝利の女神。
3
マニエリスム
エル・グレコ「羊飼いの礼拝」1612-1614、プラド美術館所蔵
生まれたばかりの赤ん坊(キリスト)が描かれ、その身体から放たれた光が周囲を照らしている。キリストの周りには赤ん坊の奇跡の誕生を祝い敬意を表するために集まった羊飼いたちが描かれている。上空には同じくキリストの誕生を祝う天使たちが舞っている。
ニコラ・プッサン「足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ」1655

4
ロココ様式【支配階級の自己満足】王と貴族の自己満足、老人の自己満足、支配階級の税金の浪費。税金泥棒、真実隠蔽する知識人、統計偽装を隠蔽する報道発表
【フランソワ・ブーシェ「ヴィーナスの化粧」1751】ロココ様式、ルイ14世の時代、何故、空虚な様式なのか。
【フランソワ・ブーシェ「ヴィーナスの化粧」1751】ロココ様式、ルイ14世の時代、空虚な様式なのは、何故か。『ポンパドゥール夫人』(1756年)。ルイ16世(在位:1774年~1792年)が即位すると、装飾性を抑えたルイ16世様式が広まり、ロココ様式の流行は終わる。
ロココ期最後のフランスの画家ジャン・オノレ・フラゴナール(Jean Honoré Fragonard1732年~1806年)、ブーシェの影響を受け、典型的なロココ様式の絵画を描いた。代表作『ぶらんこ』 (1767年)。フラゴナール『閂』(Le Verrou)1778ルーヴル美術館部屋の中で若い男が嫌がっている若い女を抱き寄せ、扉の閂(扉を開閉する棒状の道具)をかける
――
5
バロック、闇の美術、詐欺師女、残酷な美女、欲望に溺れる女
【闇の絵画、バロック画家の死】1610年、カラヴァッジョ38歳。1660年、ベラスケス61歳。1640年、ルーベンス62歳。1669年、レンブラント63歳。1652年、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール58歳。1675年、フェルメール43歳。
【バロック、いかさま師、リアリズムの探求】
カラヴァッジョ「いかさま師」1595ルーヴル美術館
ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625年ルーヴル美術館、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』1630メトロポリタン美術館
【バロック、欲望に溺れる女、人殺し女、リアリズムの探求】
カラバッジョ『ホロフェルネスの首を切るユディト』1599、フェルメール『恋文』
5
【カラヴァッジョ「音楽家たち」1595-6年】3人が楽器を演奏したり歌ったりしている。4人目の天使はブドウの房に手を伸ばしている。中心となるリュート奏者は、カラヴァッジョの友人であるマリオミンニティ、そして隣の読書をしている人に対面している人が作者カラヴァッジョらしい。少年たちが愛を祝うマドリガル(牧歌的叙情短詩)を練習している、主演奏者のリュート奏者の目は泪に濡れていた。その歌は愛の喜びよりむしろ悲しみを表している。前景にあるヴァイオリンはこの絵画の隠れた5人目の人物を連想させる。
カラヴァッジョは1595年、枢機卿一家フランシスコ・マリア・デルモンテの要員に加わった。「音楽家たち」は枢機卿への画家の初めての作品だと推定される。
6
【ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』1630メトロポリタン美術館、ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625ルート】現代のいかさま師はだれか。医者、弁護士、政治家、僧侶、陽明学者、政治学者、税理士、コンサルタント、営業職、ハウスメーカー、不動産業者。
7
【フェルメール『信仰の寓意』1672】女は、天井から青いリボンで吊り下げられたガラス玉をうっとり見つめる。壁面の画中画は、磔刑図。足元に地球を踏みつけ、床にリンゴ、血を吐くヘビがいる。これは、罪の寓意。この絵画は、何を寓意しているのか。
『絵画の寓意』(『絵画芸術』)とともに、フェルメールが描いた現存する二点の寓意画のうちの一つ。
『イコノロジア』からの寓意
フェルメールが絵画に表現した寓意は、イタリア人美術学者チェーザレ・リーパが著した寓意画集で、1644年にD.P.ペルスがオランダ語に翻訳した『イコノロジア (Iconologia overo Descrittione Dell’imagini Universali cavate dall’Antichità et da altri luoghi)』に多くを負っている。フェルメールはこの『イコノロジア』からさまざまな記述と図像を採用している。例えば女性の衣服の配色、手の仕草、リンゴ、押し潰されたヘビである。リーパはその著書で、美徳の中でも信仰がもっとも重要であると考える。
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8
新古典主義
【ジャン・レオン・ジェローム《ピュグマリオンとガラテア》1890】
ジャン=レオン・ジェローム(Jean-Léon Gérôme, 1824年5月11日 - 1904年1月10日)【ピュグマリオーンとガラテア】キプロス王ピュグマリオーンは、現実の女性に失望していた。あるとき自ら理想の女性ガラテアを彫刻した。その像を見ているうちにガラテアが服を着ていないことを恥ずかしいと思い始め、服を彫り入れる。そのうち彼は自らの彫刻に恋をするようになる。さらに彼は食事を用意したり話しかけたりするようになり、それが人間になることを願った。その彫像から離れないようになり、次第に衰弱していく姿を見かねたアプロディーテがその願いを容れて彫像に生命を与え、ピュグマリオーンはそれを妻に迎えた。
9
マリー・ドニーズ・ヴィレール 《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)》 1801年
女流画家による貴婦人の肖像。かつて、新古典主義のジャック・ルイ・ダヴィッドの作品と考えられてきた。
――
★展示作品の一部
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ヴィーナスとアドニス」1550
ルーカス・クラナハ「パリスの審判」1528
カラヴァッジョ「音楽家たち」1597年
こちらは、画面内に高密度で描かれた4人の美少年が印象的な作品。1597年、26歳のカラヴァッジョが、最初のパトロンとなったデル・モンテ枢機卿のために描いた
ニコラ・プッサン「足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ」1655
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『女占い師』1630メトロポリタン美術館
ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」1625
ヨハネス・フェルメール「信仰の寓意」1672
ベラスケス工房「オリバーレス伯公爵ガスパール・デ・グスマン」(1587-1645年)
フランソワ・ブーシェ「ヴィーナスの化粧」1751
マリー・ドニーズ・ヴィレール 《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)》 1801年. 油彩/カンヴァス 161.3×128.6cm 1801
ジャン・レオン・ジェローム《ピュグマリオンとガラテア》1890
――
参考文献
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」
https://t.co/jijpFTn66k
クラーナハ展、500年後の誘惑・・・透明なヴェールの女、女の策略
https://bit.ly/3JlqRl5
カラバッジョ展・・・光と闇の藝術
https://t.co/2TRjfXSHHK
エル・グレコ展・・・天上界と地上界の融合、 「昨夜私は永遠を見た」
https://bit.ly/3radRHN
ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち・・・黄金の残照に輝く迷宮都市
https://t.co/TKpdoEcdvW
フェルメールと17世紀オランダ絵画・・・ドレスデンの思い出
https://bit.ly/3sPtioB
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年・・・美女の歴史、欲望に溺れる女、詐欺師
https://bit.ly/3p6BrUA
――
参考文献
運命の美人姉妹、クリュタイムネストラ、ヘレネー
トロイア戦争の始まり 失われた『叙事詩の円環』
https://t.co/JjeYXXOypq
https://en.wikipedia.org/wiki/Epic_Cycle
大久保正雄『地中海紀行』第61回トロイア戦争 パリスの審判P29
岡道男『ホメロスにおける伝統の継承と創造』
安村 典子『ゼウスの覇権 反逆のギリシア神話』京都大学学術出版会
城江良知「ガイアの嘆願と『イリアス』」
『キュプリア』によれば,ガイアは、増えすぎた人間の重みに耐えかね,. しかも人間には神 を畏敬する心がまったくなかったため, ゼウスにこの重荷.を軽減してくれるようにと願い出た. ゼウスは同情してまずテーバイ戦争を起こし多数の人間を滅ぼした。
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/68585/1/KJ00004263559.pdf
――
メトロポリタン美術館の歴史
メトロポリタン美術館は、1866年7月4日、パリでアメリカ独立宣言の90周年を祝うために集ったアメリカの人々によって構想が提案され、その4年後の1870年4月13日に創立されました。アメリカ国民のために美術の教育と振興を図ることを使命とし、実業家や資産家、芸術家といった市民が創立者として尽力しました。創立当初、作品は1点もありませんでしたが、個人コレクターからの寄贈など、関係者の努力によってコレクションを形成し、1872年2月20日、ニューヨークのマンハッタンの小さな建物の中で一般公開を開始します。そして1880年、現在の場所である、セントラル・パーク内の建物に移りました。以来拡張を続け、現在では、先史時代から現代まで5000年以上にわたる世界各地の考古遺物・美術品150万点余りを有しています。
ヨーロッパ絵画部門
ヨーロッパ絵画部門のコレクションは、メトロポリタン美術館の創立から1年後の1871年、ヨーロッパの画商から購入した174点の絵画から始まりました。以来、寄贈・遺贈と購入により拡充が続けられ、現在は、13世紀から20世紀初頭まで、2500点以上に及ぶヨーロッパ各国の絵画を所蔵しています。同部門の常設展ギャラリーは美術館の2階に位置しますが、2018年より照明設備を改修する「スカイライ ト・プロジェクト」が進められています。電灯が普及する以前の19世紀末まで、絵画は自然光のもとで描かれ、鑑賞されていました。スカイライト・プロジェクトは、天窓からの自然光をギャラリーの照明に活用することで、より快適で自然な鑑賞環境を整える試みです。本展は、この改修工事をきっかけとして実現しました。国立新美術館
https://www.nact.jp/exhibition_special/2021/met
――
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館、2022年2月9日(水)~5月30日(月)

2022年2月20日 (日)

フェルメールと17世紀オランダ絵画・・・ドレスデンの思い出

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大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』270回

ハプスブルク帝国の旅、ドレスデン国立絵画館、に行ったのは、1999年夏である。稲妻が光り、雷鳴が鳴る夜のドナウ川クルーズを思い出す。ハプスブルク帝国の美術はバロック美術。オランダの黄金時代は、フェリペ2世に対する反乱からウエストファリア条約まで、1648年10月24日調印の三十年戦争。
【藝術家と運命との戦い】藝術家は悲惨な人生と引き換えに傑作を生み出す。思想家は悲劇的な人生と引き換えに思想と美を生み出す。ミケランジェロは、死の4日前、最後の作品に鑿を入れた。運命に翻弄され88歳で死ぬ。メディチ家ロレンツォの養育を受けプラトン・アカデミーに学ぶ。ルネサンス、ルネサンスの死、教皇の注文制作、ヴィットリアの死、マニエリスム、そして、生死の彼方へ。
【『窓辺で手紙を読む女』1657-59】フェルメール初期の作品。消された画中画キューピッドは、恋愛の象徴。仮面=欺瞞の象徴。真実の愛を探求するテーマか。なぜ、消されたのか。レンブラント風を装って、無名のフェルメールを消した。
【フェルメール 手紙】意中の人からの手紙を読む女、禁じられた恋の匂い。手紙を描いたフェルメール作品は6点ある。『窓辺で手紙を読む女』(1659年)が始まり『婦人と召使』(1668年)、『恋文』(1670)、『手紙を書く女と召使い』(1672)が到達点である。
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
【闇の絵画、バロック画家の死】1610年、カラヴァッジョ38歳。1660年、ベラスケス61歳。1640年、ルーベンス62歳。1669年、レンブラント63歳。1652年、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール58歳。1675年、フェルメール43歳。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
【フェルメール 21歳で画家、43歳で死す】ヨハネス・フェルメール、1632年デルフトに生まれる。1636年チューリップバブル弾ける。1648年ウエストファリア条約でオランダ独立。1647から6年間、画家修業。1652年、父レイニール死去、宿屋と画商を継承「空飛ぶ孤亭」
【フェルメール、空飛ぶキツネ亭】フェルメールは、デルフトで生まれ生涯を送り11-12人の子を残して1675年、43歳で死す。フェルメールの生家は宿屋「空飛ぶキツネ亭」。キツネ亭主人、父レイニエル・ヤンスゾーン・フォス。フェルメールは20歳の時に結婚。
【フェルメール、風俗画】フェルメール「手紙を書く婦人と召使い」「真珠の首飾りの女」「ワイングラス」「恋文」物欲に溺れる女、食欲に溺れる女、性欲に溺れる女。フェルメールのテーマは、欲望に溺れる女。ペルシャ絨毯とみられる「テーブルクロス」が頻繁に登場する。フェルメールは同じ小道具。黄色のガウン
【フェルメール、空飛ぶキツネ亭】フェルメールは20歳の時に結婚した資産家の妻カタリーナ・ボルネスの実家で暮らし、絵画制作に励む。17世紀オランダで郵便制度が発達、手紙という新しいコミュニケーションの手段が瞬く間に広がる。マルクト広場の1km四方の世界に住む。
【フェルメール、光の表現、柔らかい光】ポワンティエ、光の粒、『牛乳を注ぐ女』。【カメラ・オブスクーラ】アントン・ファン・レーウェンフック、フェルメール『天文学者』『地理学者』、フェルメールの遺産管財人。カメラ・オブスクーラを通して見る映像を描いた。
【フェルメールの師、カレル・ファブリティウス、32歳で死す。】
カレル・ファブリティウス(Carel Fabritius)(1622年2月27日‐1654年10月12日)、レンブラント・ファン・レインの弟子。 アムステルダムのレンブラントの工房で絵を学んだ。1650年代初頭にデルフトへ移り、フェルメールと同時に、1652年にデルフトの画家ギルドに加入。 デルフト爆発事件で、1654年10月12日、デルフトで没す、32歳。今日に残る彼の作品は10点余り。『楽器商のいるデルフトの眺望』 1652年 「帽子と胴鎧をつけた男(自画像)」1654年
【フェルメールの部屋】サルヴァドール・ダリ「アトリエで仕事をするフェルメールを10分でも観察できるなら、私の右腕を切り落としてもいい」ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「彼の絵には完璧なパレットがある」「フェルメールの絵はドールハウス。のぞき穴から覘いた部屋。
【17世紀オランダ絵画】
【ヤン・ステーン『牡蠣を食べる娘』1660】牡蠣は媚薬。牡蠣を食べる若い娘、艶めかしく蠱惑的で挑発的な視線をみる者に向ける。若い娘が手に取り口へ運ぼうとする<牡蠣>は、17世紀、精力剤(媚薬)として好まれた食材。娘の魅惑的な表情と娘の背後の寝台は艶かしい。マウリッツ・ハイス美術館
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
展示作品の一部
【『窓辺で手紙を読む女』1657-59】フェルメール初期の作品。消された画中画キューピッドは、恋愛の象徴。仮面=欺瞞の象徴。真実の愛を探求するテーマか。なぜ、消されたのか。レンブラント風を装って、無名のフェルメールを消した。
17世紀オランダ絵画
ヤン・ステーン『ハガルの追放』(1655~57頃)
ヘラルト・デル・ポルフ『手を洗う女』(1655~56頃)
ハブリエル・メツー『レースを編む女』(1661~64頃)
レンブラント・ファン・レイン『若きサスキアの肖像』(1633)
ヤーコブ・ファン・ライスダール『城山の前の滝』『牡鹿狩り』(1665~70頃)
ヘリット・ベルクへイデ『アムステルダムのダム広場の眺望』(16700~75頃)
――
★参考文献
フェルメール展、上野の森美術館・・・光の魔術師、オランダの黄金時代の光と影
https://bit.ly/2ElOb4G 
フェルメールからのラブレター展・・・禁じられた恋の匂い
https://bit.ly/2ogjOlc
「フェルメール展-光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」東京都美術館(2)・・・光と陰の室内空間
https://bit.ly/2BUKL7Q
ヴィルヘルム・ハンマースホイ、静かなる詩情、国立西洋美術館・・・陽光、あるいは陽光に舞う塵
https://bit.ly/2MN8f3R
ベルリン国立美術館展、フェルメール「真珠の首飾りの少女」・・・物欲と虚栄に溺れる女
https://bit.ly/2N0hSv3
小林頼子「フェルメールの魔法」
小林頼子『フェルメール 作品と生涯』
『フェルメール展 図録』2018
フェルメールと17世紀オランダ絵画・・・ドレスデンの思い出
https://bit.ly/3sPtioB
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17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。1979年のX線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが判明、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。しかし、その画中画はフェルメールの死後、何者かにより消されていたという最新の調査結果が、2019年に発表されました。
本展では、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いで公開します。所蔵館以外での公開は、世界初となります。加えて、同館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなどオランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点も展示します。東京都美術館
https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_dresden.html
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「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」東京都美術館、2月1日(火)~4月3日(日)

2022年2月 5日 (土)

ポンペイ・・・「アレクサンドロス大王のモザイク」、豹を抱くディオニュソス

Pompei-2022
Dionysos-2022
Dionysos-pompei2022
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』269回

ローマ帝国のヘレニズム文化、ディオニュソス神が流行していた。20年前のイタリアの旅を思い出す。ナポリ、ポンペイ、ナポリ考古学博物館に旅した。30軒あるパン屋、ヴェスビオス山噴火で埋もれた1万人の市民。4頭立ての馬車の轍の跡が刻まれた石畳の道路、円形劇場、円形闘技場、秘儀荘の壁画「ディオニュソスの秘儀」。
紀元79年10月24日、ヴェスビオス山の噴火によって消えた都市、ポンペイ。噴火で埋もれた都市、ヘレニズム文化。ローマ帝国の別荘地である。富裕層とそれを支える商人、生産者の都市。
牧神ファウヌスの家のエクセドラ『アレクサンドロス大王のモザイク』。イッソスの戦いの場面を描く、左の騎馬の人物がアレクサンドロス3世、右で戦車に搭乗しているのがダレイオス3世。
竪琴奏者の家のペリステュリウム(中庭)。悲劇詩人の家のアトリウム(広間)。
『豹を抱くディオニュソス』、神殿に置かれていたのか。
『豹を抱くディオニュソス』が出土した、ソンマ・ヴェスヴィアーナは、472年、ヴェスビオス山噴火で埋もれた。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【「アレクサンドロスのモザイク」】ポンペイの「ファウヌス(牧羊神)の家」から出土したモザイク、前4世紀末のギリシアの画家フィロクセノスが描いた『イッソスの戦い』を題材にした作品をモザイクによる忠実な模写。前100年頃、または前2世紀末の作とみられる。ナポリ国立考古学博物館蔵
【ポンペイ、プリニウス】79年8月24日、南イタリアのヴェスヴィオ(ウェスウィウス)山が噴火、山麓のポンペイ、ヘルクラネウムなどの町を大量の降灰が襲った。ナポリ近くの軍港ミセヌムに在任していたローマの艦隊司令官、博物学者プリニウスは、噴火を知って急遽救援に向かいスタビアエに上陸した。自ら火山性ガスに直撃され、命を落とした。プリニウス『博物誌』37巻、ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(23年⁻79年)。ティトウス帝(ウェスパシアヌス帝の子)は復興委員会を設置。生き残ったポンペイの市民1万人はネアポリスに移住させた。
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【ディオニュソス、ゼウスとセメレの子】豊穣神,酒神。バッコス(Bakchos)とも呼ばれる。ゼウスとセメレの子。母がヘラの奸計にはめられ、ゼウスに雷神の正体を示すよう強要して、熱によって妊娠中に焼殺された。ゼウスによって母体から取出され、父神の股の内に縫込められ、月が満ちるとそこから出されてセメレの姉妹のイノに預けられた、イノもヘラによって発狂させられた。ゼウスは彼をニュサという土地に移し、ニンフたちに養育させた。
【ディオニュソス教、『バッコスの信女』】葡萄の木を発見、その栽培と葡萄酒の製法を広めた。遍歴の後、故郷テーバイに帰る。王のペンテウスが反抗したため、王の母を含めた女たちを狂乱させ、ペンテウスを八つ裂きにさせた。この熱狂的な女性信徒をバッカイ(『バッコスの信女』)、マイナデスと呼ぶ。小鹿の皮で身を包み、霊杖(テュルソス)を持ち、牡牛の姿をしたディオニュソスに従って、松明をかざして夜の山野に狂喜乱舞した。トラキア、マケドニアで流行した陶酔的豊穣神と,小アジア伝来の植物神崇拝とが合体して成立した。
【ディオニュソス、アリアドネと結婚】最後には冥府に行き、冥府から母を上界に連れ戻して、母子ともにオリュンポスの神々の仲間入り、テセウスによってナクソス島に置去りにされたアリアドネを妻に娶って、彼女も女神の仲間入りをさせた。ディオニュソスの祭祀は、アテネではギリシア悲劇を発生させ、オルフェウス教と結びついて、ヘレニズム時代に流行する密儀宗教の一つとなる。
【ディオニュソス、ディオニュソス劇場】ザグレウスの名のもとにオルフェウス教と、イアッコスの名のもとにエレウシス密儀と関係、冥界神となる。その祭礼を大ディオニュシア祭、ギリシア悲劇の起源となる。
【ディオニュソス、秘儀荘】ポンペイの〈秘儀荘〉に見られる。ローマ帝国世界で密儀神として広く崇拝された。ディオニュソスの秘儀が行われた。
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【復讐する精神、アレクサンドロス】アレクサンドロスは、父王フィリッポス2世を側近貴族によって暗殺、復讐を果たして人生の旅に旅立つ。紀元前336年、アレクサンドロス20歳。織田信長は、織田信勝の二度目の謀反に復讐を果たし、人生の冒険に旅立つ。弘治三(1557)年、信長24歳。
【理念を探求する精神】プラトンは知恵を探求、邪知暴虐なディオニュシオス王と対峙。孔子は仁義礼智信を追求、遍歴15年の果て74歳で死す。空海は即身成仏を追求、東寺立体曼荼羅構築。嵯峨天皇は平城上皇の乱と戦い810年坂上田村麻呂を大納言に任じて成敗、弘仁文化を築く
【家父長制patriarchy、呪縛との戦い】アレクサンドロス大王、フリードリッヒ大王、織田信長、嵯峨天皇、レオナルド・ダ・ヴィンチ。家父長制:父系の家族制度において、家長が絶対的な家長権によって家族員を支配・統率する家族形態。父系原理に基づく社会の支配形態【易姓革命、孟子】君主は、天子、天の子であり、天命を受けて地上を支配する。現王朝の政が善くなければ新たに天命を受け現王朝を倒し、新王朝を興す者が現れる。姓という語は、生と女からできており、古代母系制をとどめる『字統』。母が天に感じて生んだ子、天子。マリアの受胎
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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展示作品の一部
ポリュクレイトス「槍を持つ人、ポンペイ、1世紀
「パン屋の店先」フレスコ画
「ディオニュソスとヴェスヴィオ山」
「葡萄摘みを表したアンフォラ」
「踊る牧神ファウヌス」ポンペイ、1世紀
「豹を抱くディオニュソス」ソンマ・ヴェスヴィアーナ、1世紀
「ペプロフォロス」ソンマ・ヴェスヴィアーナ、1世紀
「猛犬注意」「書字版と尖筆を持つ女性」
「伊勢海老とタコの戦い」「猫と鴨」
「ナイル河風景」「葉綱と悲劇の仮面」
牧神ファウヌスの家のエクセドラ「アレクサンドロス大王のモザイク」、1世紀、復元
竪琴奏者の家のペリステュリウム(中庭)。悲劇詩人の家のアトリウム(広間) 、1世紀、復元
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参考文献
高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店
高津春繁『アポロドーロス ギリシア神話』岩波書店
高津春繁『古代ギリシア文学史』岩波書店
高津春繁『印欧語比較文法』岩波書店
高津春繁『ギリシア・ローマ古典文学案内』岩波書店
古代ローマ帝国の遺産・・・豹を抱くディオニュソス、帝国の黄昏
https://bit.ly/3fsF7dZ
アレクサンドロ大王 世界の果てへの旅
https://t.co/RCwJNrJirZ
大久保正雄『地中海紀行』53回アレクサンドロス大王1P45
フィリッポスは、アレクサンドロスの妹の結婚式で、暗殺された。
マケドニア王国 フィリッポス2世の死 卓越した戦略家
https://t.co/xcCI2H0le5
大久保正雄『地中海紀行』54回アレクサンドロス大王2P52
アレクサンドロス帝国の遺産はどこに残されたのか
王妃オリュンピアス アレクサンドロス帝国の謎
https://t.co/GqhV2l84wK
ポンペイ・・・埋もれたヘレニズム文化、「アレクサンドロス大王のモザイク」、豹を抱くディオニュソス
https://bit.ly/3orQacm
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「ポンペイ」東京国立博物館
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2128
「ポンペイ」東京国立博物館、2022年1月14日(金)~2022年4月3日(日)
京都市京セラ美術館2022年4月21日~7月3日
九州国立博物館10月12日~12月4日

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