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2016年9月 5日 (月)

色香ゆかしき白百合、『相思樹の譜』、ひめゆり学徒隊

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大久保正雄「旅する哲学者 美への旅」第94回
色香ゆかしき白百合、『相思樹の譜』、ひめゆり学徒隊

友よいとしの我が友よ、色香ゆかしき白百合の心の花と咲き出でて世に芳しく馨らなむ*
幽冥界、生と死の境、黄昏の樹林で、亡き友を思い出すときがある。なぜか、強烈な郷愁を感じる。雪月花の時、最も君を憶う。美しい魂をもつ人に祈りをささげる。

はちみつ色の夕暮れ、黄昏の丘、黄昏の森を歩き、迷宮図書館に行く。糸杉の丘、知の神殿。美しい魂は、光輝く天の仕事をなす。美しい女神が舞い下りる。美しい守護精霊が、あなたを救う。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
*大久保正雄『永遠を旅する哲学者 美のイデア』

相思樹の樹々わたりゆく風の音 亡友の声かと耳澄まし聞く
学半ば逝きにし学友を 偲びつつ詠みつぎゆかむ相思樹の詩
生きよとも哀しめよとも、相思樹の黄花こぼるる 現し身吾に
★上江洲慶子『歌集 相思樹の譜』

■友よいとしの我が友よ
友よいとしの我が友よ 色香ゆかしき白百合の心の花と咲き出でて世に芳しく馨らなむ
★沖縄県立第一高等女学校校歌
■戦争の悲劇【ひめゆり学徒隊】
ひめゆり学徒隊は、15歳から19歳の女学生、看護婦として陸軍病院で働き、摩文仁野で集団自決した。
沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の女学生、二百四十名のうち、百三十六名が戦死する悲劇の中で、ひめゆり学徒隊は働き続けた。
闇夜に「ふるさと」の歌
波が打ち寄せる絶壁の上で、輪になって座っていた女性とたちはしくしく泣き出した。深夜だった。「もう一回、太陽の下を大手を振って歩いてから死にたいね」。輪の中の1人がそうつぶやくと、まもなくだれからともなく「ふるさと」の歌が始まった。(『琉球新報』)
★Leonardo, Isleworth Mona Lisa,1503
★藤野一友『抽象的な籠』1964
★参考文献
1. 上江洲慶子『歌集 相思樹の譜』
田中章義「歌鏡」『サンデー毎日』2014.7.6号、P55
2. [81 女学生の集団自決(1)]「太陽見て死にたい」琉球新報2010年3月2日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-158594-storytopic-215.html
3.映画『あゝひめゆりの塔』吉永小百合 1968、日活
4.ひめゆり学徒隊平和記念資料館
5.「ふるさと」文部省唱歌
一 夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷
二 雨に風につけても
思いいずる故郷
三 志を果たして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷
6.聖母(マドンナ)たちのララバイ
さあ 眠りなさい 疲れきった身体を投げ出して 青いその瞼を 唇でそっとふさぎましょう。ああ できるのなら生まれ変わり あなたの母になって 私のこの命さえ 投げ出してあなたを守りたいのです。この街は戦場だから 男はみんな傷を負った戦士 どうぞ心の痛みを拭って 小さな子供の昔にかえって 熱い胸に甘えて。
大久保正雄2016年9月4日

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